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あっ！天宮さんって言うのはね。。あたしのクラスメイトで、あたしが半ば強制的に入らされた部の部長をしているの。。じゃ。。彼女のことをちょっと、紹介しておきますね！

天宮沙樹さん、あたしと同じ高校一年の１６歳で、あたしと同じ１年Ａ組なの！すなわち同級生って訳！
彼女はおひつじ座のＢ型で、非常にアクティブな行動を取って、負けず嫌いだし自分の考えをとても大切にし、自分が正しいと思ったことは主張し、実行します。勇気と決断の早さが最大の武器ですが、周囲には高圧的　な印象を与えてちゃうのよね！でも、彼女のいいところは目標に向って全力で
取り組み、中途半端な妥協はせず、必ず勝ち取るという信念がありまるのよね。

。。でもね。。これって。。悪い方にも走っていく可能性があるので、あたしは、いつもハラハラしてます。


。。そう。。それは。。今回の時もそうです！！！

あたしが部室のドアをノックしようとすると。。中から。。

「ぃやぁぁぁぁ。。。！！！」

。。と女の子の悲鳴が聞こえてきたの。。あたしはイヤな予感がしたので、ドアをドンドンと叩いたの。。

「天宮さん！いるんでしょ？なにしてんの。。ここ開けてよ。。」

。。すると。。中から。。天宮さんの声が聞こえてきて。。。

「もう。。なんなのよ。。いま。。いいところだったんだからね。。はいはい。。今。。開けるわ。。。」

。。中から。。鍵をあけて。。カメラを手に持った天宮さんが顔を出したの。。

あたしは。。彼女のうしろにいる女の子を見て驚愕の表情をして、思わずその場に佇んでしまいました。。そして。。血の気が引いてゆくのをおぼえます。。それもそのはず、そこにいる女の子は。。全裸で。。うしろ手に縛られて。。部室にゴロンと。。寝かされていたのです。そして。。その子は。。なにか怯えたような顔をしています。

「天宮さん！なにしてんの。。？それに。。なに。。この女の子は。。しかも裸で。。？」

あたしがそういうと。。天宮さんはあたしの胸ぐらを掴むと部室の中に引入れて、部室の鍵をしっかりと掛けたのです。そして、あたしの方を向くとこう言ったの。。

「紹介するわ！キョン！この子朝比奈未来（みく）ちゃんよ！」

「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

(。。って、紹介終わりなの。。？)

あたしは。。心の中でツッコミを入れてました。。

「どこから拉致してきたの？」

「拉致してきたなんて。。そんなことしないわよ。。任意同行を求めただけよ！」

「ち。。ちがいますぅ～～！」

「あんたは。。だまってて！！！」

「ひぃっ！」

「似たようなもんじゃないの？」

「茶道部の部室に行く途中のとこで、ぼんやりしてたのを捕まえたのよ！」

すると。。朝比奈さんはあたしに訴えるような顔をして涙を流しながらこう言ったんです。

「さ。。茶道部に入部の申し込みにいってたんですぅ～！そしたら後からハンカチで。。くすんくすん。。」

「。。つまり。。朝比奈さんが茶道部に入部の申し込みをしに行く途中で拉致って来たのね？」

「あたしね、校舎を隅々まで、歩くようにしてたから。。何回か見かけて、おぼえてたって訳よ！！！」

（。。休み時間に教室にいないと思ってたら。。そんなことをしてたのね。。あ。。頭。。。痛っ！！！）

。。。でも。。あたしは。。天宮さんの言葉とは裏腹に。。彼女の勝手な振る舞いに愕然となりながらも平常心を保とうと努力しました。それに、彼女ったら。。また、厄介ごとを増やすなんて彼女は何を考えてんだろう。。って、つくづく思います。。


。。その時あたしはどうしたら。。。この状況下で、全てが円満に解決するか考えを巡らせていたのは言うまでもありません。。。



。。もっと聞きたいかな？。。じゃ。。次回お話ししますね。。。
（次回へ続く）






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